9月7日、山小屋の方が声をかけて起こしてくれました。
睡眠中に頭が痛くなったのですが
呼吸がゆっくりになり、
酸素不足で高山病の症状が出たのでしょうか。
外に出ると、さすがに寒い!
慌ててカッパを着こみました。
青い色から、だんだん明るくなっていく空、
期待感が高まります。
薄青い雲の海から、金色の光が輝きあふれ出し、
とうとう太陽が姿を見せ始めました。
ここでしか見ることの出来ない夜明け、黄金色の雲海、、、
声も出せずに、ただただ感激の時間が過ぎていきます。
太陽が昇りきったころに、山小屋の方が
「今シーズン、一、二を争う御来光です。」と教えてくれました。
澄み切った空気の中、
今年、二度目という大島も見ることができました。
6時30分、荷物をまとめて、
いよいよ山頂を目指して出発です。
富士山ホテルは8合目の一番上なので
吉田口の頂上までは、元気いっぱいで、
8時30分に到着、結構早く登ることが出来ました。
でも、日本一高い場所は、火口の反対側にあります。
火口の周りをぐるりとまわるお鉢周りスタートです。
途中は、足を滑らせると危険そうな場所もあり、
最後の急な坂では、何度も休み休みながらの頑張りです。
10時20分、着きました!
日本最高峰、富士山剣が峰、標高3,776m。
感激と暑さで、心も身体も熱々です。
日焼けの危険も顧みず、タンクトップで山頂の風を感じてみました。
酸素濃度は平地の3分の2
登頂率は7割だそうです。
普段、全く運動をしない私にアドバイスして
応援してくれた方々のおかげで、無事に登ることが出来ました。
本当にありがとうございました。
また来年も登れるかな?
聞いてはいましたが、
下りの辛さは想像以上でした。
うっかりすると、小石で足が滑ります。
両手に持ったストックを長くして転ばないように
注意しても、何回か転んでしまいました。
膝が壊れそうで、かなり不安でした。
15時40分に無事に5合目に到着した時は
本当にホッとしました、良かった。
持参した物で、正解だったのは、
食べ物は梨とオレンジと梅漬と飴
濡らして持っていったタオルは大活躍でした。
NGだったのは、
カロリーメイト(水分不足で飲み込むのが大変)
木の実入りのチョコレート(木の実がのどにひっかかる)
でした。
2009年10月18日
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