ベルベル・モーア著「星からの宅配便」という本の中に、
「千の鏡のある広間」という作品があります。
一匹の犬がある寺院の広間に迷い込みました。
すると無数の犬が自分を睨んでいるので、
その犬たちに歯をむき唸り吠え掛かりました。
すると相手の犬たちも歯をむき吠え掛かってきました。
そこで犬は怒り狂って吠え、
最後には疲れて死んでしまいました。
しばらくして別の犬がこの広間に迷い込みました。
すると無数の犬がいたので沢山の仲間が
嬉しくて尻尾を振りました。
すると相手の犬たちも尻尾を振って歓迎してくれたので、
すっかり良い気持ちでその広間を出て行きました。
もうお分かりのように、吠えた犬も、尻尾を振った犬も、
鏡に映った自分です。
自分が相手に対して感じることは、
実は自分の心を相手に投影していることが多く、
恋愛中でも同じです。
相手を疑う人は自分が疑われているように感じるし、相手を
否定する人は相手が自分を否定していると感じてしまいます。
相手を受け入れている人は、相手も受け入れてくれていると
感じて感謝しています。
そういう人は自然に人をひき付けます。
彼氏や彼女にして欲しいことは、まず自分からしましょう。
そうすると感謝が感謝を呼び、
思いやりのある優しい関係を築いていけると思いませんか?
2010年02月19日
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