日中共同制作映画「純愛」
1945年の夏に戦争が終わり、中国大陸に渡っていた
愛と俊介たち開拓団は生死の淵をさまよい、
二人は中国の村にたどり着きました。
日本軍に肉親を奪われたにも関わらず、
二人を受け入れてくれた中国人の母と息子の山龍に、
二人は夫婦ではなく姉弟と説明し、
家において貰い、村人にも受け入れてもらいました。
日本に帰ろうと二人で飛び乗った列車で俊介が捕虜になり、
愛を助けようと俊介が手を離した為、
愛だけが中国に取り残されました。
中国の母は、身重の愛に山龍の妻にと願いながら、
愛をかばったときの怪我で亡くなりました。
山龍と愛は結婚し、俊介の娘が生まれ3歳になった頃、
死んだと思っていた俊介がシベリアから
愛を迎えに戻ってきました。
山龍を愛してしまっていた愛は、
俊介に辛い別れを告げて中国に残りました。
そして、山龍の子供を出産し亡くなりました。
平和な日本で、当たり前のように
愛する人と一緒にいられる人は本当に幸せです。